・・・・・叱らずに褒めること・・・・・


■アスペルガーの子は褒める

自分のやった事で、まわりから繰り返し責められたり叱られたりすれば
当然の事ながら、定型発達の子であっても自信喪失に繋がることは明らかです。
ましてやアスペルガーの子は、小さい頃から外での人間関係で失敗を繰り返し、
他者との関わりの中で、自分が他人とはかなり違っている所に成長と共に気付きはじめて
段々と自信をなくしていくということです。

このように、ただでさえ自信をなくしつつある状態であるにもかかわらず、
輪をかけて親からも、あまり褒められる事なく出来ない事ばかりを指摘されたり、
叱られ続けていては、更に自信をなくしてしまうのは当然かもしれません。

我が家の場合は一人っ子ということもあり、躾に関して結構厳しく育ててきたつもりでした。
私よりも夫のほうが、子供の躾については更に厳しかったと思います。
ところが、いつまでもやるべき事が習慣付かなかったり、
やって欲しくないことを何度注意してもやってしまったり、
それを叱っても出来ない、忘れる、こだわりが強く絶対に言うことを聞かない等、
親の立場として、その度にイライラや脱力感を感じていました。
今となっては、それまでに軽度発達障害のことを知っていれば、
もっと広い気持ちで見てやることが出来たかもしれないし、
娘を叱りすぎて必要以上に傷つけずに済んだのではないかと悔やまれます。
むしろ、ちょっと「緩い親」であればちょうど良かったのかも?とさえ思ったりもします。
娘のように発達障害があり不登校に陥っている子というのは、
そういう日々の繰り返しの中ですっかり自信をなくし、非常に傷ついた状態なのではないでしょうか。

現在は主治医から「失敗や出来ないことを叱ったり責めるよりも、
まず、その時に出来たことを褒めてあげてください」と言われています。

とにかくアスペルガーは治ることは不可能だとしても、できるだけ早い不登校の回復を祈るばかりです。

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